なんでケンチク?

 ファシリテーター「ふなさん(吉橋)」は、なんでケンチクが好きなのか?…子ども向けに書いた文章を紹介します。

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ふなさんはなんでケンチクのことが好きなんだろう。考えてみたよ。

大昔のかしこい人がこんなことを言っているよ。 (ローマ時代)ヴィトルヴィウス

– 「ケンチクの三要素は強・用・美」。

構造的に強くて、用・・・役に立って、そして美しいもの。 ケンチクする時、強くするためにたくさんの知恵が あるし、そもそも使い手である人間のことをしっかり
考えないと作れない。そして、ただ強くて役に立つだけじゃあだめで、美しさもひつようなんだね。 こんなにいろんなことを考えに考えて、たてものは ケンチクされているんだ。それがふなさんにとっては とーてーも!おもしろい!昔の人の知恵を学んで、新しいたてものを、人が住みやすいように工夫して美しくたてるなんて。ものすごい挑戦のように思えます。そして、その、たてられたたてもののなかで人は生きていくのです。生きていく空間をつくるのが、ケンチクなのです。
今年のテーマは「お天気やその土地のとくちょうと 家」でした。さむいくにの家、雨ばかりふるくにの家、地しんがあるくにの家・・・それぞれ、気をつけなくちゃいけないことがちがうよね。家は… そういう外のことがらから人をまもってくれている。 家のかたちは(とくに昔の家は)ちゃーんと意味 があってそのかたちになっているんだね。ものすごく 奥がふかくて、おもしろいなあ。

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