「お菓子で建てる!古代ローマに学ぶ理想のお風呂屋さん   開催報告 

<多分、史上初!?お菓子を建材に、61軒のお風呂屋さんが誕生!>

 


日時:202455日(日)、6日(祝・月)   ①10時~12時 ②14時~16

場所:高浜市やきものの里かわら美術館・図書館 1階ホール

参加者(お風呂を建てた方):小学生~中学生50名 大人11名 計61

付き添いの方も含めるとたくさんの方がご来場くださいました

主催:高浜市やきものの里 かわら美術館・図書館様

協賛(お菓子提供):株式会社千鳥饅頭総本舗様

 

概要:

61人の「お菓子建築家」たちが、古代ローマの公衆浴場について学び、理想のお風呂屋さんを建てるワークショップを行いました。参加者は、お菓子を建材に見立て、古代ローマの特徴を取り込んでお風呂を建築。最後にできあがったお風呂を並べて「温泉街」を作り、それがどんなお風呂屋さんなのか、どんな人を思いながら建築したか、施工中の苦労などを発表して、拍手を送りあいました。

 

経緯:

2022年に「ダ・ヴィンチの大聖堂をお菓子で作るワークショップ」をご依頼くださったかわら美術館・図書館(当時「かわら美術館」)。そのかわら美術館・図書館から、今度はなんと、お風呂屋さん!?!しかも、あの、映画「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリさんの企画展の関連行事とは!光栄で幸せなことでした。

 

当日:

 2日間、計4回のワークショップに子ども50名、大人11名が参加。幼稚園児から小中学生、そしてシルバー世代まで、満員御礼での開催でした。

 

まずはスライドでの解説です。開催中の「ヤマザキマリの世界展」にはマリさんの原画や、カラカラ帝の公衆浴場の大きな模型が展示されていました。それらの写真を使って説明していきました。

 

   古代ローマ人と日本人は共にお風呂がスキ!

   カラカラ帝の公衆浴場 …とっても大きい!お風呂だけじゃない!技術がすごい!(お水をひいたり、熱を生み出して各部屋に届けたり…!それらはほんとにすごい技術!)そして、やっぱり建築技術もすごい!

   古代ローマ建築の特徴三つ!円柱・アーチ・モザイク!

 

 さあいよいよお風呂建築…!の、前に、修行です。アルファベットチョコレートでアーチをつくってみよう!これがなかなか難しい…「接着剤」であるアイシングの使い方の練習もかねて。

 

そしていよいよ!お菓子でお風呂建築です。

このお菓子はなんになるかなあ…「見立て」力を発揮します。白いウエハースは床や壁や屋根に、円柱は「チロリアン」、キラキラの砂糖菓子は床に敷き詰めてモザイクに。

 

もちろん、建築家たるもの、お風呂に入る人のことをしっかり考えながらの建築ですよ。空間をつくるとき、心の中で人の動きが生まれ、物語が紡がれる。お菓子建築の魅力です。

 

途中で「中間検査」の時間があります。困っていることがあったら教えてください、みんなで考えましょう!という時間。お菓子建築は結構難しいのです。倒れたりして、思い通りに行かないこともあります。これはお菓子建築の醍醐味。たくさん工夫をして、壊れちゃったら食べたらいい。他の人の知恵を拝借したり、他のテーブルの建築を見に行って、ヒントをもらいます。

 

さあ仕上げに取り掛かりましょう。モザイクで床を飾ります。お風呂に名前を付けて、お風呂に入っている人の絵を描いて、つまようじで刺します。倒壊の恐れのないお風呂は発表会の場に移動。温泉街の誕生です。

 

最後に一人ずつ、お風呂を紹介しました。発表が恥ずかしい人は、ファシリテーターが「このお風呂の好きなところ」を発表しましたよ。どのお風呂も個性が出ていて、とてもとても、面白かったです。

 

終わりのご挨拶では現代の実際の建築に引き寄せて、しっかり建てるコツを復習し、覗ける建築現場(最近囲いの一部が透明になっていたりしますよね)を覗いてみよう!と提案。

 

その後、ケーキ箱にお風呂を収納してワークショップはお開きとなりました。

 









<お礼申し上げます>

 

ご参加くださった皆さん。本当にありがとうございました。テルマエ・ロマエの主人公・浴場設計士のルシウスに勝るとも劣らない、素晴らしいお風呂建築家さんたちでした。

お声をかけてくださった高浜市やきものの里 かわら美術館・図書館様。お声をかけてくださったこと、そして、前回に続き、今回も丁寧なご準備と当日のサポートに心よりお礼申し上げます。今回は協力して、アレルギー源となる原材料をまとめて一覧を作成し、参加者の方にお伝えできたことも、嬉しいことでした。

また、福岡の株式会社千鳥饅頭総本舗様から、お菓子「チロリアン」(小箱)をご協賛いただきました。チロリアンはローマ建築の特徴である円柱として、大活躍してくれました。心よりお礼申し上げます。

 

<子どもたちの声 参加者アンケートより>

 

●おやつを組み立てるのが楽しかった。(7歳) (「たのしかった!」「おもしろかった」5歳から中学生まで多数)

●おかしで家を作るのはクリスマスしかないからとても楽しかった。(9歳)

●みんなでつくったおかしをみると、いろいろなお風呂があって、くらべてみると、全然ちがっておもしろかった。(10歳)

●いろいろな種類のおかしがあって良かった。作りながら食べられるともっと良かった。(12歳)

●じょうずにできてうれしかった(7歳)

●せつめいがわかりやすかった。はっぴょうのときに、とおくのつくえにはこぶのが(ドキドキ)(ハラハラ)した。でもその(ドキドキ)(ハラハラ)かんが、またおもしろかった。(7歳)

●うまくできなくて、いやになりそうに、なったときがあったけど、いろいろな、工夫をして、作ったら、まんぞくいくものがつくれました。ありがとうございました。(12歳)

●失敗してしまったけれど、その失敗をいかして作品をつくることができてよかった。(8歳)

●予想以上に考える必要があった。用意されている素材がきちんと考えてあった。(14歳)

●お風呂を作るのがおもしろかったです。みんな色々な考えがあっておもしろかったです。(12歳)

●おかしのおふろをつくれてうれしかったしうまくできた(9歳)

●おかしでいろんなふうに建物をつくれたのが楽しかったです。あと、(作ったあとに)食べられるのがよかったです!(12歳)

●またきたいです。(11歳)

●おかしの家はくずれてもおいしいからいいなと思った。(11歳)

●さいしょはかんたんだと思ったけどやってみるといがいとむずかしかったです。(10歳)

●おやつがおいしそうだった(7歳)

●作品を見て回ることがよかった。それぞれの個性を自分の声で発表した事もよかったです。(6歳保護者)

●そんなにできなかったぎぇどとびらができました(6歳)

●おいしそう(10歳)

●おかしがこわれてばっかりでイライラしていたけど、ちゃんとできたからたのしかった。さいしゅうてきに、ぜんぶこわれた。(9歳)

●すごくくわしくなった。「ないてもできるん」だってことを。またこういうイベントがあったらまたきたいな。(7歳)

●エクサレント!!(11歳)

●自分で、どんな風呂をつくろうか考えられたから面白かった。頭をつかって考えないと「強」をクリアできないと思った。(13歳)

●なかなかむつかしかったです。(6歳)

●いろんなおかしがあって、発表するのがきんちょうしました。(9歳)

●大好きなおかしのおんせんが本当に幸せで楽しかった。(9歳) 

●おかしを使ってつくるのが楽しかった。いつも食べているおかしなのにお風呂にしようとするとむずかしかった。(7歳)           

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